猫を外に出す昔の飼い方はもうやめよう
こんにちは、もさこです。
最近猫を放し飼いにして飼っている人は減りましたね。
特に都会の人は猫を徹底して室内外をしているイメージがあります。
車や人がたくさん出歩いている外は猫にとってとても危険ですもんね。
でも田舎の方はどうでしょう、私が今住んでいる場所は田舎なのでまだまだ猫を外に出している人がいます。
私は猫を飼うのなら、室内外を徹底するのが猫飼いのモラルだと思っています。
今回は猫を外に出さないで欲しい理由を書いていきます。
猫の昔の飼い方と現代の飼い方の違い
猫という生き物は自由奔放。
猫の昔の飼い方の主流は外飼いでした。
外飼いとは、猫ちゃんがご飯をもらえる自分の家を中心に、家の外へ出て自由に近所を冒険したりお散歩したりするのです。
近所をうろつくので迷子になったり、帰ってこなくなったりすることは稀にありますが基本は帰ってきます。
一日くらい帰ってこないことはよくあって三日姿を見ない頃に急に飼い主が焦りだすなんてことはよくありました。
最近の飼い方は違いますよね、猫ちゃんは完全室内外。
外へ行くときは、リード・ハーネスをつけてお散歩するのがルールです。
リード・ハーネスでのお散歩についてはこちら↓
でもまだ田舎の方は外飼いをしている人がまだまだいます。
外飼いはなぜだめなのか?
確かに猫ちゃんはワンちゃんのように、外に離しても人間を襲うことはありませんし、人にとっても危険はありません。
でも、猫を放し飼いにすることによって猫にとっての危険はたくさんあるのです。
・帰ってこなくなる
・事故
・病気
・ノミ・ダニ・寄生虫
・喧嘩
・糞・尿
猫が帰ってこない
猫は縄張りがあるので家には帰ってくると先ほど書きましたが、猫が帰ってこなくなる可能性は十分にあります。
例えば迷子になってしまったり、どこか怪我をして帰れなくなったり、誰かにつかまってしまったり、木から降りられなくなった、川に流されたなど沢山あります。
おばあちゃんの家で飼っていた黒猫のクロはいつかしら帰ってこなくなってそのまま10年以上の月日が経っています。
長生きしていたので「自分の死期を悟って姿を見せなくなった」と小さかった私はそう親に言い聞かせられたのですが今思えば、その可能性は100%ではないですよね。
何か危険な目にあったのかもしれません。
事故に遭う可能性がある
これが猫を外に出す一番のリスクです。
みなさんは車を運転する際に猫が急に飛び出してきたという経験はありませんでしたか?
私はあります。
また、車に轢かれた猫を目撃したことはありませんか?
猫が車に轢かれて死んでいる姿を見ると本当に悲しいし、残念な気持ちになりますよね。
猫はどうしてもビックリしてしまうと人間のような冷静な判断とれません。
車が走っていたら早く横切ろうとして突っ込んでしまったり、ライトの光にビックリして立ち尽くしてしまいます。
これは車を運転している人間も悪いのですが、もしもの猫が飼い猫だったら猫を外に離している飼い主が悪いと思います。
運転している人も轢きたくて轢いたわけではありません。
私の友達も、猫を外飼いにして帰ってこなくなり、家の前で車に轢かれて死んでいたという悲しいエピソードを聞きました。
もしそれが自分の猫にだったら・・ゾッとしませんか?
室内外にしていたら車に轢かれる可能性はなくなります。
病気をもらってくる
外の世界で暮らしている野良猫ちゃんは様々な病気を持っている可能性があります。
猫は縄張り争いをする生き物ですから、喧嘩して負った傷からこれらの感染症が移る可能性があります。
多頭飼いしていたら、その猫ちゃんにも感染してしまうかもしれません。
これらの病気にかかってしまったら、飼い猫の寿命を縮めることになってしまいます。
ノミ・ダニ・寄生虫をもらう可能性がある
ノミ・ダニは野良猫ちゃんにもついていることがありますし、草むらにもそういった虫は生息しています。
猫ちゃんは草むらが好きなので、そのような場所に入ってノミ・ダニをつけて帰ってくる可能性があります。
人間がさされたら危険なマダニも猫ちゃんに寄生します。
また、ほかの猫や動物のフンから寄生虫をもらったり、虫や鳥などを捕まえて食べることによって感染してしまうかもしれません。
カエルやヘビを食べることによって感染してしまう寄生虫もいるので注意です。
私の家のノワールも家の中に入ってしまったカエル(田んぼが多くて外で大量発生している)を夢中で追いかけている姿を見て、野良時代に食べていたのでは・・?
と思い病院へ連れて行きました。
ノワの場合は大丈夫でしたが、これらの虫がつく可能性があるので猫を外に出すのはやめましょう。
喧嘩して怪我をする
先ほども書いたように猫は縄張り争いで喧嘩します。
猫同士の喧嘩は、お互いどちらかが死ぬまで喧嘩したり、重症になるまで喧嘩したりはしませんが傷は負います。
おばあちゃんが離し飼いしていたエリーという名前の猫ちゃんはメスでしたが、とてもたくさん怪我をしていました。
いつ見ても傷だらけの目ヤニだらけで、耳とか欠けていたと思います。
私が近所を散歩していたらエリーが他の猫と喧嘩していた場面に遭遇した時はビックリしました。
猫自身がした喧嘩でも、怪我して痛いのは嫌なはず。
また、ほかの動物と喧嘩することもあるようです。
外でつながれている犬や、野生動物など。
犬なんて絶対に勝てませんし、怪我することは間違いないですよね。
それこそ野生動物から感染症をもらう可能性が高くなります。
糞尿の被害
猫を外にする1つの理由として、「外で排泄をしてもらう」というものがあります。
現に外飼いしていたおばあちゃんの家では、猫のトイレは作られていませんでした💦
今考えると信じられませんね。
飼い主なら分かると思いますが猫の排泄物はとても臭いです。
また、猫は砂の上に排泄する本能があるので「人の畑」「公園の砂場」などに用を足してしまう可能性があります。
人の敷地や、公共の場所で排泄したら迷惑になりますよね。
犬の散歩ではフンを持ち帰ることがルールになっています。
猫を外飼いして、外で排泄させるのはOKなんておかしな話です。
近所のおばさんも猫を4匹ほど飼っているようですが、放し飼いにしているので他の近所の人と喧嘩をしているのを見たことがあります。
家にいたのですが丸聞こえでした。
「猫を飼ってるなら外に出すな!うちの畑でフンしてるんだよ!」
「私の猫がやったなんてどこに証拠があるの?!」
って感じで喧嘩していましたが、確かに証拠はないでしょう。
でも疑われる飼い方をしている方が悪いのです。
たとえおばさんの猫達のフンではないとしても、猫を外飼いしているのなら疑われて当たり前ですよね。
外に出していなければ「うちは猫を外に出していないからうちの猫の排泄物じゃない」と言い切れるのに。
猫を4匹も飼っていながらその飼い方は残念です。
現にその猫ちゃんたちは毛並みが悪くて、野良猫と思えるくらいボロボロ姿をしています。
最後に
猫を外に出すことで確かに猫ちゃんのストレスは溜まってしまうかもしれません。
でもストレスを軽減するためにキャットタワーを置いて工夫することを考えたり、外の世界を忘れさせたりすることができるはずです。
外に出してほしいとニャーニャー鳴いてうるさい、外に排泄してほしいからなど、正直そういった飼い方をするなら猫は飼ってはいけないと思います。
外に出すならハーネス・リードをつけてお散歩してください。
猫を飼うなら、自分以外のだれにも迷惑をかけずに猫ちゃんの健康思って飼うのが一番です。
もう田舎も都会も関係なくそういう時代になってきたのです。
もう、昔の飼い方はやめましょう。