猫ブームはいつから?何から人気になった? 調べてみた
こんにちは、もさこです。
前回の投稿で「平成初期の猫のイメージ」などを書いた記事をアップしました。
今回は、「猫の人気はいつからか」「猫の人気はどこからきたのか」を調べていこうと思います。
猫ブームはいつから?
2010年代に入り、日本では空前の猫ブームが巻き起こった。火付け役は和歌山電鐵貴志駅の名物三毛猫、たま駅長といわれ、その経済効果だけで年間11億円にも上った[3]。2012年から2016年の4年間で飼い猫の頭数が30万匹増え987万匹となり、近いうちに飼い犬の頭数を抜くだろうと予測されて、猫の特集本や猫グッズの売上など、その経済効果は関西大学の宮本勝浩名誉教授により2015年(平成27年)で2兆3162億円とも試算され2020年の東京五輪がもたらす経済効果より大きく、こうした風潮を安倍晋三首相が唱えたアベノミクスになぞらえ「ネコノミクス」という言葉がマスメディアを中心に使われ始めた。2月22日の「猫の日」には「猫のまち」として知られる広島県尾道市をはじめ、全国で様々なイベントが好評を博した[1]。猫に関するSNSサイトなどの急増もブームを後押しした。
ウィキペディアによると猫ブームはなんと2010年から始まっていたようです。
なんと10年以上前。
和歌山県の貴志駅のたま駅長が人気となり、そこから「ネコノミクス」という言葉が生まれ猫ブームの発端になったと書かれています。
たま駅長懐かしいですね、ニュースでよく取り上げられていました。
改めて写真をみるとかわいいですね、ほんとかわいい笑
きれいな三毛猫がこんなかわいらしい帽子被って凛としてるなんて・・こりゃ人気出ますわ。
ちなみに今は貴志駅でいるようで、「ニタマ駅長」と「よんたま駅長」がいるそうです。
駅長を務めているのが「ニタマ」で駅長代行をしているのが「よんたま」のようですね。
いつか会ってみたいものです。
その後、猫ブームが巻き起こり、日本で初めての猫カフェは2004年。
大阪市の「猫の時間」というお店とされているようです。(参ウィキペディア)
ここからたくさんの猫カフェが増え始めました。
現代もこの猫ブームは継続していると思われます。
もうここまで長いともはやブームとは呼べないかもしれないですね。
猫ブームは2ちゃんねるから?
日本では猫のキャラクターがたくさんいることを前の記事でも書きましたが、爆発的に猫ブームに導いてくれたのは2ちゃんねるからではないか?と思い調べてみました。
ギコ猫です。
-
- 四本足形体
____∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~' ____(,,゚Д゚)< 逝ってよし!
UU U U \________
- 直立二足歩行形体
∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚)< ゴルァ!
⊂ ⊃ \_____
~| |
,, し`J
(ウィキペディアより)
「逝ってよし」という言葉聞いたことないですか?
あんまりいい言葉ではないですが私が小学生のころ流行っていました。
ギコ猫が絵文字として2ちゃんねるに登場したのは、なんと1998年。
たま駅長よりも前ですね。
おそらく世間一般的に知りわたってきたのは2000年くらいからではないでしょうか。
・前面
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< オマエモナー
( ) \_____
│ │ │
(__)___)
・背面
∧_∧
( )
( O )
│ │ │
(___(__)
(ウィキペディアより)
こちらのキャラクター見たことありませんか?
2ちゃんねるで爆発的に人気になり、ネット上に登場しました。
ネット上でよくない煽り発言をした人に対して「お前もな」という意味で使うAAです。
「モナー」が流行りだしたのは、2000年とされており2ちゃんねる以外にアニメに登場したり、グッズも流通しているそう。
他にも2ちゃんねるには猫のキャラクターがたくさん存在していますが、この猫は知っている人が多いのではないでしょうか?
のまネコです。
このキャラクターは「恋のマイヤヒ」という楽曲の空耳をフラッシュ動画にした際に使われたものです。
「恋のマイヤヒ」のCDジャケットにもなっています。
なぜ、のまネコなのかというとマイヤヒの歌詞のサビに
um ma nu ma iei という歌詞があるのですが、それが
ノマ ノマ イエイ!
と聞こえるのです。
飲ま 飲ま イエイ!
ということですね。
当時は爆発的にヒットし、ネット上だけではなくテレビやグッズも登場しました。
この「のまネコ」の権利をめぐって勃発した事件もあるようです。
この事件の影響で、のまネコグッズは今や販売していないようです。
メルカリなど中古品で過去に出回ったものなら手に入ります。
のまネコ問題の詳しい情報はこちら
私が小学生の時代は、「おもしろフラッシュ倉庫」というサイトがすごく流行って、2ちゃんやアニメなどの動画をみんなで見ていました。
よってネット上で猫という存在がすごく大きくなっていったんです。
ねこ鍋
ねこ鍋とは、猫ちゃんが鍋の中に入ってくつろいでいる姿をいいます。
一時流行りましたよね?覚えていませんか?
もともとは、ニコニコ動画に2007年に投稿された動画で、鍋を置いておいたら飼い猫が次々に入っていった様子をアップしたことから始まったそうです。
画質が荒いのが過去を物語ってますね、こんなに前だっけ?(今更)
にしても可愛いですね、猫の上に猫が乗っちゃってるのめちゃくちゃ癒されます。
夏はひんやりして気持ちいいんでしょうね。
冬用の鍋型ヒーターも発売されていました。
当時ニュースにも取り上げられて、猫カフェも一緒に流行ったと思います。
私も猫カフェに行きたいと思ったのはそのころだったかな。
猫鍋のDVDや写真集も発売されたそうな・・すごい。
ちなみにこのように猫が丸まる姿を猫用語で「アンモニャイト」と呼ぶんですよ~。
猫耳の流行
原点はもちろん猫です。
猫の耳を人間に取り付けて、尻尾もつけてしまえば猫に擬態したかわいい人間の出来上がりです。
では猫耳はいつから存在するのでしょうか?
ウィキペディアの調べによると、猫耳は1980年前後に流行りめたそう。
なんと若者がファッションとしてつけ初め、社会現象になったらしいです。
社会現象って・・。
なんとその時代はちょうどロリコンブームだったそう。
昔の女児アニメのキャラクターを大人が支持始めたということでしょう。
おそらくそのへんから猫耳キャラが登場したのではないでしょうか。
こちらは手塚治虫さんの作品1693年「リボンの騎士」に登場するシーンです。
普通にかわいい・・。
ばるほど、猫耳=萌えの原点かどうかは分かりませんが、これに心打たれる人が現れてもおかしくない。
おそらく世間が、猫耳=萌えと関連付けはじめたのは1980年以降。
元祖猫耳キャラとして有力なのがこの作品1978年に連載された「綿の国星」です。
私は、この作品の映画を少し子どもの頃に見たことがあります。
この猫耳少女一応人間ではなく、猫という立ち位置で本人が自分は人間だと思っていることからこの見た目になっている。
よってこの見た目の少女が、普通の人間の少年に拾われて飼われるのである。
猫=少女として表現しているのが、いかにもロリコンっぽいですね笑
ネット上では猫を「ぬこ」と呼んでいた
インターネット上で猫を「ぬこ」と表現しているのを見たことがありませんか?
これは猫の良い愛称といて、「ぬこかわいいよぬこ」とかわいがっているときに使われていました。
発祥は2ちゃんねるではなく、「ふたば☆ちゃんねる」という掲示板サイトからだそうです。
私はこの掲示板の存在は知りませんでした。
「ねこきっさ」という漫画が関係しているそうです。
おそらくここから猫を「ぬこ」と呼び、ニコニコ動画内で猫の動画を「ぬこぬこ動画」と呼ぶようになりました。
モフるという言葉
猫や犬、一時期はやったアルパカやうさぎなどの動物を触るとき「モフる」という言葉を使いませんか??
この「モフる」という言葉、私はネット上で猫から発症したのではないか?と調べたのですが、猫と関連するソースが見つかりませんでした。
しかし調べた結果、数ある擬音語の中で「モフモフ」という言葉が生まれたのは2000年に入ってからだそうです。
割と新しくないですか?
20年以上前ですが。
今や「モフモフ」という擬音語は当たり前のように使われていますね。
モフモフの動物と言えば何か?
と聞かれたら人によって出てくる動物は違うと思いますが、私は猫でした笑
2000年から生まれた言葉なので、猫が流行りだした頃と合致しますし猫も関係あるのではないでしょうか。
SNSでの人気
みなさんは、SNS何かやっていますか?
私も色々やっていますが、猫に関するものがすごく多くないですか?
特にインスタは海外のものも気軽に見ることができるのでよけいに猫の動画や画像が多く見ることができます。
SNSで気軽に猫を見られるようになったことによって、猫を身近な存在に感じて猫を飼う人が多くなっているのかもしれませんね。
2ちゃんねるもねこ鍋も「モフる」という言葉もネット上から来ています。
猫ブームはネット上から発展してきたのでしょう。
現場猫、仕事猫
SNSでは猫ちゃんの画像や動画はもちろん、猫のイラストも人気になっています。
この猫ちゃんの画像見たことがありませんか?
これは、現場猫というキャラクターでTwitterでとても人気になりました。
もともとは、2015年に「くまみね氏」という方がツイートした「どうして夜中に起きているんですか?」といったイラストが「電話猫」と呼ばれるようになりました。
その後「ふたば☆ちゃんねる」でさらに人気となり「現場猫」が誕生したそうです。(ニコニコ大百科調べ)
Twitterではこの現場猫を使って、「仕事あるある」の漫画が面白おかしく流れています。
ちょっとブラックユーモアなところがあり人々の心を掴んでいるようですね。
しかるねこ
こちらの猫ちゃんもTwitterで人気になりました。
「しかるねこ」とは、2018年に「クッキー氏」という方がTwitter上で作られたキャラクターです。
人々の生活上でついうっかりやってしまうことや、怠惰をかわいく𠮟ってくれる猫のイラストです。
お母さんみたいに自分のことを叱ってくれてとてもやさしい気持ちになるんですよね。
Twitterに上がってから瞬く間に人気が出て、ニュースでも紹介されました。
その後グッズや、本、なんとアニメ化までされているんです。
🐾TVミニアニメ化決定!!🐾
— しかるねこ (@shikaruneko) January 5, 2021
『しかるねこ』が30秒のアニメになるよ!今年春ごろから、テレビ東京系列などで全国いろんな曜日・時間で放映されます!ぜひ探してみてね!! pic.twitter.com/VlsY5qTHbb
興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
まとめ
1998年 | ギコ猫登場 | |
---|---|---|
2000年 | モナー登場 | モフる、モフモフという言葉が使われる |
2005年 | のまネコブーム | |
2004年 | 日本で初猫カフェが出店 | 猫を「ぬこ」と呼ぶようになる |
2007年 | たま駅長就任 | ねこ鍋ブーム |
2012年 | アプリゲームにゃんこ大戦争 | |
2014年 | アプリゲーム「ねこあつめ」が流行る | |
2015年 | ネコノミクス | 電話猫誕生 |
2017年 | 猫の飼育頭数が犬を上回る | |
2018年 | YouTuberが猫を飼い始める | しかるねこ誕生 |
今まで登場した猫ブームたちと、流行ったなと思われるアプリゲームを追加して表にしてみました。
こうやって猫ブームを見ていくと、猫の人気は2000年から始まったことが分かりますね。
何が1番最初に猫の人気に火をつけたのか?というのは、はっきりは分かりませんでしたが猫というジャンルの中でたくさんのヒット作が2000年以降に生まれています。
「たま駅長」はメディアから発信されましたが、猫が駅長に就任したという珍しさから世間の興味を引きました。
猫が駅長になれるというのは、人間の社会に溶け込みやすい動物且つ、マイペースなところがよかったのでしょう。
たま駅長以外はネットが中心ですよね。
ネット上のキャラクターも続々と生まれて、ゲームでも活躍しています。
猫という生き物はキャラクター化しやすいんでしょうね。
今やスマホの普及によりSNS、ネットをすぐ見ることができるので、面白い行動をするかわいい存在の猫が人々の荒んだ心に癒しを与えて人気になったのでしょう。