ペットロスを乗り越える
こんにちは、もさこです。
先日17年以上一緒に過ごした猫、紅葉が天国へ旅立ちました。
私は30近い歳になりますが、現時点では人生の半分以上この紅葉と過ごしたわけです。
飼い始めたのは私が小学6年生の時。
子ども時代から思春期から大人になるまでずっと一緒でした。
一人っ子の私にとっては兄弟のような存在で、お互い子どもだったときはよく一緒に遊んでいました。
私が社会人になったころから紅葉はシニア猫になり、死んでしまったら耐えられないとよく周りに言っていたものです。
そしてついにその時がやってきてしまった訳です。
大切な存在が亡くなった時、私はなぜか焦りました。
天国へ行くのは生き物として当たり前のこと、飼った瞬間から分かっていたことなのに「どうしよう、どうしよう」と。
ネットでペットロスについて調べました。
けれど、あまりしっくりくる答えは見つかりませんでした。
なので今回は私の紅葉が亡くなってしまったときの精神状態を紹介します。
これを読んで同じ状況の人が共感してくれたり、励みになったら嬉しいです。
こちらの記事では紅葉が老衰で旅立った時の様子がリアルに書いてあるので、猫を看取りたい人はぜひ読んでみてください↓
紅葉が旅立って
紅葉がいなくなった当日と翌日は、30歳にもなってかなり大泣きしました笑
特に死後硬直が起きた紅葉を見た時。
見送ったときは冷静だったのに、数時間後のカチカチになった紅葉を見てギャン泣き。
見送ったときは「安らかに逝けて良かった」と思ったのですが、硬直した姿を見て完全に死んでしまったのだと思い知らされました。
自分が思っていたより紅葉の死を受け入れてなかったようです。
さっきまで柔らかかったのに、手足を触ると棒のようで氷のように冷たくて私の知っている紅葉はそこにはいません。
猫をしっかり見送ったのは初めてでしたし、生き物自体をこうやって見送ったのも初体験でした。
その後実家にいる母から電話が来て、また大泣き。
「お前はちゃんと見送った、小学生の頃最後まで世話をするという約束をちゃんと守った」
と言われ悲しさと寂しさと、やりきった感と感情がぐちゃぐちゃになって泣きました。
こんなに泣いたのは10年ぶりではないでしょうか。
この年になって大泣きして恥ずかしいとも思いましたが、周りの人は優しく
「泣くということはそれだけ愛情を注げたということだ」
と励まされて、周りにもらい泣きされました。
旦那も私の話を聞いて号泣して、一緒に泣いてくれました。
残された猫の姿で癒しをもらう
寝る前目を瞑ると、寂しくて涙がでたり紅葉が天国で私達を探していないか心配になったりしました。
「本当にもう触る事ができないんだ」と思うとダラダラと涙が出て勝手に泣けてくるのです。
でもその真横にはノワールが。
ノワは私の家で旦那と飼っている猫です。
私の気持ちを知ってか知らずか、どっしりとしたお尻を私の顔に押し付けて寝ています。
ノワと紅葉は何回かあったことはありますが、紅葉は実家に住んでいるのでノワはあまり面識がありません。
たまにノワを連れて行っても、ノワが紅葉にたまにちょっかい出すので仲いいかは分かりません・・💦
ノワを実家に連れ居て行った際に一緒にコタツで寝ている写真↓
もみちゃんに罪悪感を抱きながらも、ノワの背中に顔をうずめて泣きました。
背中をビショビショにしても嫌がらないノワ。
ちょっとイケメンに見えました。
紅葉とは違ってノワはまだまだ若いのです。
大きな声で鳴きわめき、立派な太ももで走り回る姿を見ていたらクスっとしました。
それからノワを見ていてあどけない仕草や、元気いっぱい走り回るのをみて心は癒されていきました。
亡くなってしまった猫ちゃんには申し訳ないという気持ちがあると思いますが、他の猫を見ると圧倒的に早く心が癒されると思います。
私は他の猫でも愛し続け安全な暮らしを提供することで、紅葉も喜んでくれるはずだと思っています。
紅葉は他の猫に対しても優しい猫でしたから。
亡くなった猫がどんな気持ちなのかは私達が想像するしかありません。
死後の世界や動物の気持ちは基本私たち人間には分からないのです。
紅葉は本当に幸せだったのか
17年間一緒にいて、最後は老衰で私に看取られて紅葉は果たして幸せだったのか?
本当に本当に幸せだったのか??
紅葉が亡くなってからそんなことをずっと考えていました。
良い最後を迎えたはずなのに。
紅葉は猫なので、「ありがとう、幸せだったよ!」とはっきり言ってくれません。
だからなんとなく不安になるのです。
でもやはり一緒に過ごしていた時、頭を擦り付けてきたりゴロゴロ言っていた姿を思い出すと紅葉はそのとき喜んでいたはずです。
一緒に生活していたので喜怒哀楽くらいは分かります。
だからやっぱり飼い主が「良かったんだ」と思うしかありません。
老衰ではなく、病気や事故や虐待でこの世を去る猫もいるのですから。
猫は死んだらどこへ行く
これこそ本当に自分で想像するしかありません。
本当の答えなんてどこにもないのです。
よく有名なのは「虹の橋」というお話。
天国の手前にある虹の橋で亡くなったペット達は楽しく暮らしているというものです。
私はこのお話はなんだかファンタジーすぎて合いませんでした。
でも亡くなった直後心が苦しかった時に見ると少し救われた気持ちになりました。
結局私は「紅葉は亡くなってしばらくは家にいる」と考えるようにしました。
ちょっとこれは仏教的な思想になるのですが、49日経つまでは側にいるというものです。
「目に見えなくても魂として普通に家に存在している」思うことで寂しさは紛れました。
この考えにたどり着くには数日かかりましたが、それを裏付ける不思議な出来事があったのです。
天国へ逝った猫の鳴き声が聞こえる
残念ながらこの話は私が体験した話ではありません。
紅葉がいる実家に住む父と母が体験したお話です。
火葬した次の日、父が早朝に起きた際骨壺に向かって
「もみちゃん、おはよう」
と声を掛けると、テレビに紛れて
「にゃぁ~」
と聞こえたそうです。
そのとき父はかなり驚いたそう。
父はそういった類はまったく信用しない派の現実主義者。
私は父からその話を聞いた時とても嬉しくなりました。
もみちゃんはまだこの家にいるんだ。
見えていないだけだ!
と思い寂しかった気持ちが少し薄れました。
信憑性は分かりませんが、ネットで見た情報では猫は死の概念がないのでしばらく自分が死んだことに気付いていないらしいです。
確かに紅葉は猫っぽくないボケッとした性格なので、死んだことに気付いてなくてもおかしくありません。
その後私が実家に帰ってきて
「もみちゃんただいま~~」
と声を掛けると母が
「えっ?!今、にゃーって聞こえたんだけど!!!」
とかなり驚いてビックリしていました。
残念ながらその時私は聞こえず・・・。
「嘘でしょ~」と聞きましたがガチ目に「私が冗談言うと思う??」とキレられました笑
ってか私が挨拶したのになぜ母だけが聞こえるの(/_;)
残念ながら私には紅葉の鳴き声は聞こえませんでした。
なんとなく家で「ノワールを飼っているからかな?」なんて勝手に思っています。
ノワは結構嫉妬深い猫ですから、もみちゃんは遠慮しているのかも。
しかし、夢にはいち早く出て来てくれました。
紅葉は実家のコタツ(今は新しいダイニングテーブル型のコタツを使っていますが、なぜか昔使っていたちゃぶ台コタツだった)で丸くなって寝ていました。
それを私がいつも通り撫でている夢。
触ったモフモフ加減が夢とは思えないくらいリアルだったので、なんとなく普通の夢じゃなく紅葉が触らせてくれたのではないかと思っています。
それから1ヵ月以上経ちますが、紅葉はそれ以来まだ夢に出てきていません。
またこれは紅葉の話ではありませんが、昔祖母の家で飼っていた15年生きた猫を看取ったことがありました。
その子は残念ながら乳がんで、病院で手術後なくなってしまいました。
その件があったので今回は病院へ行かず家出看取る方法を選んだのです。
そして亡くなって数日、やはり祖母の家では亡くなった猫の気配が。
外飼い状態の子だったので、窓やらドアやらいろんなところから出入りしていたのですがその時の物音が時々するのです。
その場にいる全員が聞いているので、おばあちゃんが大声で
「エリーー(猫の名前)おいでー--」
と叫んでいました。
当時私は小学校低学年でしたが私も覚えており、母も覚えていました。
そんな出来事から猫は亡くなってもしばらくは家にいるのかもと思いました。
ペットにとって飼い主が幸せでいてくれた方がいい
これは普通に逆の立場になって考えてみると、自分がもし死んだら生きている人にはその後の人生を幸せに生きてもらいたいと思いますよね。
自分が原因で、生きている人が悲しみにまみれた人生を送っていたら悲しくありませんか?
私は悲しいです。
人生は1度きり、せっかく自分より長生きしているのだから楽しんで欲しいです。
というわけで悲しくて思いっきり泣いた後は、少しずつ回復していきましょう。
回復の仕方は何でもいいと思います。
他の猫を迎えるのもよし、旅行へ行くのも良し、美味しいものを食べるのもよし!!
私は紅葉を見送って、やはり猫は素晴らしい生き物だと思いました。
これからもたくさんの猫たちを幸せにして見送ってあげたいです。
私の人生は猫と共に生きる!!!
今は多頭飼いは難しいですが、いずれ挑戦してみたいです。
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