もふもふフレンド

猫飼いの為のお役立ち情報をうちの猫をもとに書いていきます

野良猫を拾った どうしたらいい?

 

こんにちは、もさこです。

 

私の家のノワールちゃんはすでに成猫でしたが、人懐っこいのと足が骨折していたので保護してそのまま家族になりました。

 

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今回はその体験を踏まえて、野良猫を拾ったらどうしたらいいのか書いていきたいと思います。

 

家にいれる前に確認

家に入れる前にその野良猫にノミがいないか確認しましょう。

 

ノミは猫の毛をかき分けて目視で確認できます。

 

毛の中をウゴウゴしている小さな虫や、黒いツブツブした小さな丸いものがあったらノミがいます。

 

ノミが家の中で繁殖してしまうと家が大変なことになるのでその場合は速攻で病院へ行った方がいいです。

 

目視してノミの気配がなければとりあえず家に入れてもよさそうです。(でも油断は禁物)

 

家に入れる 

 

先住猫がいる場合はとりあえず交流しないように部屋を別にするなどして距離をおいてください。

 

病気やノミ・ダニが移る可能性があります

 

家に入れるならすぐに風呂に入れてあげたいと思うかもしれませんが、それはまだやめておきましょう

 

家に来たばかりの猫ちゃんは恐怖心を抱いているので、さらに嫌なことをされたら余計に警戒してしまいます。

 

また、体のどこかに外傷があるかもしれません。

 

おうちに連れて帰ったら、猫ちゃんは初めての環境に戸惑ってしまいます。

 

うちのノワも拾ってきてすぐは、速攻でベットの下に入って隠れてしまいました。

 

初めての場所は猫にとってとても怖い場所なので、無理に引っ張り出したりせずにそのままにしておきましょう。

 

怖さのあまり威嚇する猫ちゃんもいると思います。

 

猫ちゃんには、「ここは安全な場所」と思ってもらうよう無理に構わずそっとしておいてあげてください。

 

ご飯をあげる

まず、ご飯を買ってきてください。

 

野良猫は非常にお腹が空いていることが多いので、ご飯をあげて警戒心を解きましょう

 

猫のご飯はコンビニや薬局で売っています。

 

その子が気に入るご飯かわからないので、少ないものをいくつか買ってくるといいと思います。

 

カリカリは絶対買った方がいいです。

 

あとは、チュールやカツオなど猫が好きそうなものをセレクトしてください。

 

最初はカリカリをあげてみましょう

 

ご飯を用意している姿をなんとなく猫の視界に入るようにしてお皿にカリカリを入れてください。

 

その時わざとカラカラ~と音を立ててください。

 

そして、ゆっくり近づいてお皿のカリカリをカラカラ音を出しながら置いてください。

 

「ここにご飯が入ってるよ」とアピールしてください。

 

それで食らいついたらOKです。

 

ノワはこの方法でホイホイとベットの下から出てきました。

 

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来たばかりのノワ

 

食らいつく様子がなかったら他のご飯を試してみてください。

 

猫は嗅覚で食べ物かどうかを判断するので、臭いが強いものがいいと思います。

 

最初はご飯で釣りましょう笑

 

警戒心が強く、食べる様子がなかったら無理やり食べさせずにそのままご飯を置いておいてください。 

 

時間が経てばそのうち食べるかもしれません。

 

固形物を食べられないくらいの子猫でしたら、カリカリをふやかしたものをあげてみたり、哺乳瓶で子猫用ミルクをあげてください。

 

その時は、きちんと子猫用のミルクを用意してくださいね。

 

猫は人間用の牛乳を猫は消化することができず、下痢をしてしまいます。

 

動物病院へ連れていく

特に外傷がなくてもできればその日に病院へ連れて行きましょう。

 

体にノミがついている可能性がありますし、感染症にかかっているかもしれませんし、マイクロチップが装着されているかもしれません。

 

ノミ・ダニ・寄生虫の除去

まず、病院の先生に野良猫を保護したのでウイルス検査をしてほしいことと、ノミの除去・寄生虫の薬を虫の気配がしなくても一応してもらってください。

 

猫の後ろにチョンとつけるだけの薬なら2000円前後でやってくれます。

 

その薬を使えばノミもお腹の虫も一週間ほどで退治できます。

 

市販の薬はすべて除去できる力がなかったり、猫への負担が大きいのでおすすめしません。

 

しっかり動物病院で何とかしてもらいましょう。

 

ちなみに生後一ヶ月以下の赤ちゃん猫は、お薬が使えないので病院の先生に相談して対処してください。

 

感染症の検査

先住猫がいる場合は、必ず感染症のウイルス検査をしてもらってください。

 

野良猫がエイズ白血病に感染していたら先住猫に移る可能性があります。

 

子猫でも親猫から感染している場合があるで、安心できません。

 

これらの感染症に野良猫が感染していたら、猫同士のグルーミング、食器についた唾液、喧嘩をして嚙みついたといった行動で他の猫に移ってしまうので、先住猫と一緒に生活することができません。

 

先住猫がいない場合は必ずではありませんが、心配なら検査してもらってください。

 

感染症にかかっていたとしても発症するまでは問題ありませんが、新たに猫を迎え入れる可能性があるとしたら、猫同士の部屋を別にする生活をしなければなりません。

 

ちなみに人間には感染しないので安心してください。

 

あとは猫ちゃんにおかしいところがあったら相談してください。

 

「足がおかしい」「目がおかしい」「食欲不全」「鼻水」など。

 

野良猫ちゃんは猫風邪になっていることもあるのでその場合はお薬をもらって治してあげましょう。

 

実家のもみじは、家に来る前から猫風邪でしたが16年経ったいまでも完治していません。

 

病院の先生には「本人次第」言われましたので、本人(猫)にやる気がないんだ・・ということで慢性的に鼻水を飛ばしています。

 

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慢性猫風邪のもみじ

マイクロチップの有無

マイクロチップの有無も確認してもらいましょう。

 

もしマイクロチップが猫ちゃんに装着されていたら、その子は飼い猫の可能性があります。

 

すぐに迷い猫のホームページなどを確認してください。

本当に野良猫か確認する

あなたが保護した野良猫はたして本当に野良猫でしょうか?

 

もしかするとペットとして飼われていた猫ちゃんが脱走してしまったのかもしれません。

 

マイクロチップが装着されていなくても、首輪をしていたり、去勢済みだったり、人懐っこくきれいな猫ちゃんは飼われていた可能性があります。

 

私のノワールもノミがいないことや、比較的きれいだったので飼われていたかな?と思い確認しました。

 

でも骨折していたのと、無去勢だったのでそれはないと思いましたが、一応確認しましょう。

 

迷い猫の掲示板はこちら迷子ペットの総合情報サイト - 迷子ペット.NET【月間利用者10万人】 (maigo-pet.net)

トイレを用意する

来たばかりの猫ちゃんは警戒心が強く、排泄しないかもしれませんが用意してください。

 

早急に用意しなければならない場合は、猫の砂(固まるもの)を買えば入れる箱は段ボールでもOKです。

 

固まる砂はかなり高性能なので段ボールトイレでも染みてこないです。

 

心配なら下に段ボールや新聞紙、ペット用シートを敷くといいです。

 

固まる砂は、おから・紙・鉱物があるので最初は猫に人気な鉱物系をおすすめします。

 


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ちなみにノワールさんはシステムトイレを使ってくれず、最初に用意した段ボールトイレが未だにお気に入りです。

 

 

最初の排泄は、寄生虫などが入っている可能性があるので注意深く観察してください。

 

もし虫や変なものが混入していた場合、動物病院の先生にその件を相談してください。

 

動物病院の薬を塗った後なら虫が排出されている途中なので一週間様子を見ましょう。

 

哺乳瓶でしかミルクを飲めないような子猫でしたら、湿ったティッシュや湿らせた綿棒で肛門付近を優しく刺激して排泄を促してください。

 

赤ちゃんの猫は一人で排泄できないので常に人間が手伝ってあげてください。

 

生後一か月前後になれば一人で排泄できるようになります。

飼うか飼わないか

見つけた野良猫を保護した時点で飼うか飼わないか考えると思いますが、助けた時点で飼うことを視野に入れて欲しいです。

 

子猫だけがたくさんいたという状態でしたら何匹かは自分が飼う心構えをもって、全員飼えないなら引き取ってくれる人を探したり、ボランティア団体に連絡を入れて引き取ってもらうまで自分の家でお世話してください。

 

飼うことができないにも関わらず野良猫に手を出すのは猫にとって可哀そうだと思いませんか?

 

一度人が手を出してしまえば人間の臭いがついて子猫なら親猫にお世話してもらえなくなったり、自然界で生きていくことが困難になってしまいます。

 

また猫を保護した時点でお金がかかることを覚悟してください。

 

猫ちゃんがどんな病気や外傷があるか分かりません。

 

また、ご飯代・トイレの砂代・猫グッズなど健康でもそれなりにお金がかかります。

 

飼えない理由があるのなら迷い猫のホームページで「〇〇で見かけました」など報告のみをして探している人の手助けとなってください。

 

保健所や、保護団体に連絡をいれるのも良いと思います。

 

まとめ

猫を保護したら、猫の状態を確認して家に入れご飯をあたえる。

 

早急に病院へ行き、ノミ・ダニ・寄生虫の除去、ウイルス検査をしてもらう。

 

本当に野良猫かマイクロチップの有無、迷い猫掲示板などを確認する。

 

トイレの用意をする。

 

最後に保護してくれた人は、野良猫を保護してくれてありがとうございます。

 

猫は外の世界で生きていける動物ですが、野良猫の寿命は長くても5年と言われています。

 

それは外の世界は交通量が多く事故にあったり、ご飯の調達が難しかったり、病気になったりしてしまうからです。

 

あなたが保護してくれたおかげで、その猫ちゃんの寿命は延びて暖かく甘えられる環境で生きていくことができます。

 

これから愛猫と楽しい猫ライフを送ってください。