日本は動物虐待世界一位?
こんにちは、もさこです。
先日「ネコリパ文化祭」へ行ってきました。
その時に「ネコセミナー」を受けてきたのですが、ネコリパ代表の河瀬さんが衝撃なお話をしてくれました。
それは、「日本が動物虐待世界一位」だということ。
私にとってそれは衝撃でした。
世界一位ですよ??日本よりも動物に対して過酷な環境を強いる国がありそうなのに。
しかし、私が調べた結果「日本が動物虐待の世界一位」であるという明確なソースは見つかりませんでした。
というか「国別動物虐待ランキング」というもの自体なかったです。
それっぽいものがあったとしても2018年など昔のものばかり。
んー-でも私が聞いたセミナーは「動物虐待世界一位」だと言っていたのですが、私の調べが足りなかったのかもしれません。
でも分かったのがこちら
日本の動物保護指数APIが低い
APIとは、その国が動物にやさしく接しているかA~Gの段階で評価されることをいいます。
しかもその評価はいくつか項目があり、それぞれの項目で評価されるので世界ランキング形式ではありません。
それらの項目は複数あるのですが、動物は法律で守られているか?野生動物は保護されているか?畜産動物はしっかり保護されているか?など。
愛玩動物(ペット)以外にも畜産動物や野生動物なども含まれています。
それらの項目で日本はどのような評価を受けているかというと、D~Gという結果でした。
一番高くてD評価です。
これは先進国なのに確かに低いですね。
特に一番低かったGランクの項目は「畜産動物の保護」でした。
日本は畜産動物に関する法律が機能していないんですね。
一応「動物愛玩管理法」という法律の中で、いろいろ決まりはあるんですが守られず見過ごされているらしい。
とはいってもこの評価を受けている国は50か国となっています。
世界すべての国が評価されているわけではないので、まだまだ評価が低い国は存在していると思います。
こうして考えると日本は「動物虐待世界一位」という評価はあまり信憑性がないですね。
まだまだこのような評価を受けていない国や、動物虐待の数値が明らかになっていない国があるので明確な数字ではないのです。
日本の動物殺処分の仕方
私が受けたセミナーで日本が動物虐待ランキング1位を取ってしまったという理由として「日本は動物の殺処分の仕方が残酷すぎる」ということが背景にあると聞きました。
話によると、保健所に連れてこられた動物は「ドリームボックス」と呼ばれる部屋に連れられます。
①部屋の壁が動き、犬はどんどんその壁に追いやられ床が坂になっており下の穴に滑り落ちていく。
②猫のは袋に入れられて、犬と一緒の穴に放り込まれる。
③二酸化炭素を大量に部屋に入れて窒息死させる。
すべての保健所がこのような方法で行っているわけではりませんが、いまだにこの方法で殺処分を行っているところはあるようです。
窒息死なので動物たちは、もだえ苦しみながら死んでいきます。
このような残酷な方法から日本は「動物虐待一位」なのだそうです。
この殺処分の方法は本当なのか調べましたが、環境省のホームページには載っていませんでした。
ですが、さまざまなホームページでそのような方法で殺されていると書かれています。
以下参考サイト
犬や猫の殺処分。どのように行われているか知っていますか? - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
全国の犬猫殺処分 | 内閣府特定NPO法人ConoasS(コノアス)
安楽死の薬を投与して、殺処分を行うところもあるもののほとんどが窒息死で処分するそうです。
調べていくと「愛玩動物管理法40条」では、「動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法にしなければならない。」と定められていることが分かりました。
いや窒息死は絶対苦痛伴うでしょ・・。
私が聞いてきたセミナーではこんな話をしていました。
「動物たちを安楽死させるには費用が掛かる」
確かに数千頭の動物たちに1本1本注射器で、安楽死させるには時間や費用、人材などかかりそうです。
だからといって窒息死。
もっと他の方法はないのでしょうか。
というか殺処分事態なくなって欲しいですよね。
日本の動物虐待
日本では動物虐待の報告が増加しています。
以下ののグラフは2020年3月のものです。
このグラフを見ると増加していますね。
ペットに対する意識が増加している現代で何故虐待件数は増加しているのでしょう。
ペットを飼う人の割合があがっているなら、もちろん虐待件数もあがっていると思うので調べてみました。
以下犬の飼育頭数
以下猫の飼育頭数
引用equallLIFE(イコールライフ)|ペット暮らしメディア
犬は若干下がっていますが、猫は変わっていませんね。
犬が少し下がっているにも関わらず、虐待の事件が増えている・・しかも猫の虐待が多いですね。
これは私の考察ですが、虐待そのものが増えているのではなく報告件数が多くなったのではないかと思います。
現代では昔よりもペットの飼い方も見直されて、法律も作られました。
そしてスマホの普及により虐待をしている人を容易に撮影することが出来ます。
SNSなんかでそのような動画を見たことがありませんか?
またはYouTubeの動物を扱う動画で「これは動物虐待だ」と批判され問題になりメディアに報道されています。
ようは発信しやすくなったので、虐待の報告件数が増えたということだと思います。
だって10年前なんて普及していたSNSといえばmixiでしたし、携帯で動画を取るという行為がそこまで普及していませんでした。
昔はきっと虐待されていたけど誰にも気づかれずに済まされていた。
だれも気付かずに殺されていたのではないかと思います。
だとするととんでもない数字になりますよね。
恐ろしいです。
近年はコロナでペット飼育頭数が増えているなんて話もあるので、また表が右肩上がりになることを懸念しているようです。
自分よりも「弱いものを虐める」これは知能がある人間がやってはいけないことですよね。
少しでも虐待が減って、動物たちが豊かに暮らせるように願っています。
最後に
結構軽い気持ちでこの記事を書いてみようと思ったのですが、調べてみると大変でした。
でも私の知らなかったことが多くて、書きながら勉強になりました。
日本は割と保健所が、動物殺処分の頭数を詳しく公表しているのですがそのほかの国はあまり正確に公表していません。
日本は都道府県別に公表しています。
私はこれを期に自分の住んでいる地域の殺処分頭数を見ましたが、私の知らないところでたくさんの命が奪われていました。
特に猫は多かったです。
ボランティア団体の方たちは本当にすごいですね。
私も団体の活動に乗っかって支援していきたいと思います。